炭水化物不足で起こる症状と体のサインは?

今回は、炭水化物が不足する事で起こる症状と体から発するサインについてお話しようと思います。

この事を知っておけば、理想の体型を目指す途中で炭水化物不足にならないように気をつけるはずですよ。

 

炭水化物不足で起こる症状は、

炭水化物不足で起こる症状
  • 便秘になりやすい
  • 疲労が抜けにくい
  • 代謝が下がる

主にこの3つです(細かく言うとまだあります)

 

便秘になりやすい

まず、炭水化物不足で起こる症状の1つに便秘があります。

これは、ダイエット(減量)をしている人で、特に糖質制限をしている人に多いのではないでしょうか。

 

便秘になる原因というのは沢山あるので、必ず炭水化物不足が便秘を引き起こしているわけではありませんが、極端に炭水化物を制限している人は、炭水化物不足が原因になっている可能性は充分あります。

 

ただし、炭水化物不足といっても不足しているのは甘い物(砂糖の入ったスイーツやドーナツ、菓子パン等)のことではありません。

むしろ、炭水化の中でも砂糖を含んだ甘いものはなるべく排除したほうが理想の体型に近づきますが、ここで言っている炭水化物不足というのは、

『複合炭水化物』

のこと。

 

複合炭水化物というのは、ブドウ糖がいくつも繋がった炭水化物の事で、代表的な食べ物は、お米やうどん、モチやうどん、蕎麦やパスタなどが挙げられるのですが、特に重要なのはお米。(白米・玄米・雑穀米など)

一般的な家庭でよく食べられている白米を食べる量が少ないと便秘を起こしやすくなります。

 

白米は、糖質と食物繊維を足した食べ物であり、水分も含んでいるので、一定量食べていればお通じにも効果的なのです。(玄米や雑穀米が食べれる人はそちらもおすすめ)

それに、お米をしっかり食べていれば、過食気味になるのを抑えられたり、甘いモノを食べたい衝動も抑えられやすくなるので、思い当たるフシがある場合は、試してみてください。

疲労が抜けにくい

炭水化物不足で疲労が抜けにくいというのは、

『体を回復させる為のエネルギーが足りないから』

です。

 

炭水化物が不足すれば、脳への栄養や体を動かすエネルギーも無くなり、当然体をリカバーする分のエネルギーも不足します。

こういう時は、体内の脂肪やアミノ酸(筋肉)を削って、肝臓でケトン体を作り出すのですが、体内でその工程を行うだけでも、余計にエネルギーを使うために体の回復も遅らせてしまうというわけです。

 

こういった事から、炭水化物不足によって疲労が抜けにくい、という状況になってしまうのです。

代謝が下がる

炭水化物が不足している人でよくあるのが、

「炭水化物を食べると太ってしまうから」

という勘違いです。

 

慢性的な炭水化物不足は、代謝が下がって体重が減りにくくなります。(ケトジェニックダイエットをしている場合は別)

 

例えば、ダイエット(減量)で体重を減らしている人に

「ある程度お米を食べたほうが代謝が上がって体重が減りますよ」

と、アドバイスをしても、太るのが怖いからお米の摂取量を増やせない人が多いです。

 

体を動かすにも脂肪を燃やすにもエネルギーが必要ですから、そのエネルギー源でもある炭水化物が不足すれば、なるべくエネルギーを使用しないように体は省エネモードに入り、代謝を下げるのは必然です。

 

そうならないように、

知っておくべきこと
  • 炭水化物不足を解消すると、どんなメリットが得られるか?
  • 炭水化物不足が解消されないと、どんなデメリットがあるのか?

について、よく理解しておくことが重要です。

炭水化物を解消した時のメリット

  1. 代謝が上がる
  2. 便通が良くなる
  3. 疲労回復しやすくなる
  4. 体力がついてくる
  5. 思考が回る
  6. 体重が落ちやすくなる

このように良い流れが作られやすくなります。

炭水化物不足を解消できない時のデメリット

  1. 代謝が下がる
  2. お通じが鈍い
  3. 疲労が抜けない
  4. 体力が落ちる
  5. 思考が回らなくなる
  6. 体重が落ちない

このように悪い流れが作られやすくなってしまいます。

まとめ

炭水化物が不足する事で起こる症状は、

炭水化物不足で起こる症状
  • 便秘になりやすい
  • 疲労が抜けにくい
  • 代謝が下がる

この3つで、結果的に体重が減りにくくなる可能性は高くなります。

 

ダイエット(減量)をしている人で、日頃から炭水化物の摂取量を控えているような人は気をつけましょう。

 

ちなみに、ケトジェニックダイエットになっているのなら炭水化物が不足しても良いのではないか?、という考えを持っている人もいると思います。

しかし、この方法は体にとっても余分な作業(肝臓でケトン体を生成)が必要となるので、内臓の負担もありますし、そもそも非効率な方法だと認識しておいたほうが良いでしょう。(色々勉強すると分かってきます)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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