
世の中には、
「見た目もやっていることも同じだけど、結果が全く違ってくる」
ということがよくあります。
例えば、筋トレは同じ種目を同じようなフォームでやっていても、的確に筋肉に負荷をかけられている人と、負荷が抜けてしまっている人がいます。
見た目(フォーム)もやっている種目も同じなのに・・・結果は大きく違ってくる。
また、ダイエット(減量)をして いる時に、甘い物を食べていても体重(体脂肪)を減らせる人と減らせない人がいます。
この違いは何なのか?
そこで、この記事では甘い物を 食べても体重を減らせる人と減らせない人の違いについて言及していこうと思います。
ここが分かれば、あなたも何を食べれば良いのか?という小手先だけの方法よりも重要な視点を学ぶ事が出来て、結果的にスムーズに体重(体脂肪)を落とせる確率が上がるでしょう。
もくじ
甘い物を食べてもが体重を減らせる人と減らせない人の違い
何故、甘い物を食べているのに体重を減らせる人と減らせない人がいるのか?と言うと、
『体重を減らす前提で、甘いモノを食べているか?食べていないか?』
という意識の違いによってこの差が出るのです。
もう少し分かりやすく言うと、
- 体重を減らせる人は、甘い物を食べるタイミングが決まっている(決めている)
- 体重を減らせない人は、甘い物が食べたいと思った時に食べる
この差はかなり大きいのですが、違いが分かりますでしょうか。
甘い物を食べるタイミングを決めている(事例)
この話をもうちょっと深掘りして分かりやすくするために、ここからは、私が甘い物を食べても計画通り体重を落とすことが出来た事例を紹介しましょう。
私は、結構甘いものが好きなので、ダイエット(減量)を始めて目的の体重(体脂肪)に到達するまでの間も時々甘い物を食べます。
ただ、実際はダイエット(減量)をする時は、なるべく甘い物とアルコールは断った方がスムーズに体重(体脂肪)を減らしやすいのは事実。
なので、私も甘い物と言っても、体脂肪になりやすい砂糖や果糖と脂質がセットになっている甘い物(菓子パンやドーナツなど)は、あまり食べずにプロテインバー等を甘い物の代用として食べることが多いです。(タンパク質も摂取できますし・・・)
プロテインバーは、体内で消化吸収されない上に血糖値も上げない人工甘味料を使用していることがほとんどなので、普通に砂糖が含まれる甘い物を食べるよりも体脂肪がつきにくいと言えるでしょう。(プロテインバーを食べれば痩せやすくなるという事では無い)
まずは、こういった対策をして甘い物を食べても体重(体脂肪)を減らしやすい流れを作っておきます。
また、甘い物を食べると言っても毎日食べているわけではなく、食べたとしても、
- この状態とタイミングなら食べても体重(体脂肪)は増えない
- 体重(体脂肪)が減る流れが出来ている
- 現時点でダイエット(減量)の計画からズレていない
こういった判断をした時にだけ甘い物を食べるようにしています。
あとは、外出や旅行に行く時など食べる物をコントロールしにくい時に、予め甘い物を食べても計画通りにダイエット(減量)が出来るような計画を立てて甘い物を食べる時もあります。
つまり、余程のイレギュラーが無い限り、甘い物を食べるタイミングは決まっているということです。
ダイエット(減量)をしている時の私であれば、
- 筋トレ後
- 間食(代謝が下がっていない時のみ)
- 朝食(代謝が下がっていない時のみ)
こういったタイミングで甘い物を食べることが多いですね。
何故なら、このタイミングで甘い物を食べてもほとんど体重(体脂肪)が増えることもありませんし、ほぼ計画通りに体重(体脂肪)は落ちていきますから。
もしイレギュラーが起きた時は?
ここで、
「じゃあ、甘い物を食べたく無いタイミングで誰かに甘い物を差し入れしてもらった時はどうするんですか?」
という疑問が湧くかもしれません。
このように、自分が意図していないところでイレギュラーが起きた時は、その時の代謝の状態や減量の計画が順調かどうか?などを考慮して、
- その場で甘い物をありがたく頂く
- 「今はお腹が空いていない」など、相手の失礼にならないような理由を述べて持ち帰る
- 少しだけ食べて、残りの分を他の人に食べてもらうような話の流れを作る
こういった対処をすると思います。
あくまでも、最優先は計画通りに体重(体脂肪)を落とすことなので、目の前にある甘い物を食べるかどうか?は、甘い物を食べてもダイエット(減量)が計画通りにいくかどうか?の視点で選択していくことが大切です。
結局、優先順位が体重(体脂肪)を減らすことなのか?目の前の甘いモノを食べることなのか?このどちらか?だけの視点なのです。
こういった視点で、甘い物と付き合っていくことが出来れば少しくらい甘い物を食べたとしても、計画通りに体重(体脂肪)を落としていく流れを作れる可能性は高いでしょう。
ただし、先程も話しましたが、スムーズに体重(体脂肪)を減らしたい場合は一時的に甘い物は断った方が良いです。
出来れば、甘い物は体重(体脂肪)を落とし切るまで食べない、あるいはなるべく控えるようにしましょう。
定期的に甘い物を食べる習慣が出来ることで、ダイエット(減量)をするのが一気に難しくなりますから。
甘い物を食べて体重が増える人の特徴と対策
一方で、
- 甘い物を食べたい、と思った時に何も考えずに食べてしまう
- 甘い物を食べる頻度(回数)を減らせば体重は増えないと思っている
- 炭水化物(白米や玄米など)の摂取量を減らして、その減らしたカロリーの分で甘い物を食べれば体重は増えないと思っている
こういう視点で甘い物と接すれば、体重(体脂肪)は減らないどころか下手したら微増してきます。
何故、上記の視点だと体重(体脂肪)が減らないのか?と言うと、全て『甘い物を食べることを最優先した思考』だからです。
1つ例を挙げてみたいと思いますが、もし、目の前に自分の好きな食べ物(今回の話で言うと甘い物)を用意された場合、冷静な判断が出来なくなるのが人間という生き物です。
自分がすごく好きな人や、憧れの人にバッタリ会った時のことを想像してみてください。
本当は喋りたいけど喋れなかったり、喋ったとしても何を喋ったか覚えていないくらいに緊張したり、動揺したり・・・など、きっと冷静な判断や行動は出来ないはず。
これは、甘い物が好きな人がお腹が空いている時に、目の前に甘い物が用意された時も一緒の心境になります。
ほとんどの人は、冷静な判断が出来なくなって本能的な行動(甘い物は美味しいから食べてしまう)を取ってしまう可能性が高いです。
そして、こういう時は実際は全然大丈夫じゃないのに「このくらい食べるくらいなら大丈夫でしょ」・・・という心境を作り出すことが多い。
実際は、このタイミングで甘い物を食べても大丈夫・・・というしっかりした根拠(証拠やデータ)も無いのに、甘い物を食べたいという思いの方が強い為、「食べても大丈夫」と心の中で自分を納得させるのです。(催眠術みたいなものです)
このようにならないようにする為には、甘い物を食べてしまうかもしれない、という心理(状況)になった時の対策を事前に用意しておくことが重要。
もし、甘い物を食べるような状況になった場合は、先程紹介した『もしイレギュラーが起きた時』の方法(今はお腹が空いていない等)を参考にして、予め選択肢を準備しておくようにすると良いでしょう。
さて、先程紹介した甘い物を食べても体重(体脂肪)を減らせる人は、計画通りにダイエット(減量)を成功させる視点が最優先であり、その中で、どのタイミングで甘い物を食べれば良いのか?という考えの元で甘い物を食べています。
しかし、甘い物を食べて体重が増える人は、自分では意識していないかもしれないですが、実際は甘い物を食べることが最優先になっていて、体重(体脂肪)を減らすことが二の次になっている・・・だから、ダイエット(減量)がうまくいかないのは当たり前なのです。
こういった事から、甘い物を食べて体重が増えてしまう人で体重(体脂肪)を減らしたいと思っている場合は、
- 甘い物自体を一時的に止める
- ダイエット(減量)を最優先する思考に変えるように努力する
このどちらかを実践していくことをおすすめします。
まとめ
この記事では甘い物を食べても体重を減らせる人と減らせない人の違いについて言及してきました。
話をまとめると、甘い物を食べても体重を減らせる人と減らせない人の違いは、
- 体重を減らせる人は、甘い物を食べるタイミングが決まっている(決めている)
- 体重を減らせない人は、甘い物が食べたいと思った時に食べる
こういった視点(考え)の違いに出ていると言えます。
つまり、ダイエット(減量)の成功を最優先した上で甘い物を食べる計画を取り入れているか?甘い物を食べたいという意識(無意識も含む)を最優先にしてしまっている状態で甘い物を食べているか?の違いです。
ゴール(最終目標)が『ダイエット(減量)を成功させる』のと、『甘い物を食べてしまう』ですから、後者がダイエット(減量)に成功できないのは目に見えて分かるのではないでしょうか。
もしあなたが、ダイエット(減量)を成功させたいのなら、前者の視点を取り入れた上で甘い物食べていくか?最初から甘い物を一時的に断つか?のどちらかを選択すると良いでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。