
筋肉から代謝を上げて痩せやすい体にするには何をすれば良いのか?という問いに回答していくのが今回のお話です。
筋肉から代謝を上げる為にやる事は2つで、それは、『ストレッチと筋トレ』です。
まあ、ありきたりな答えですが、ここからの説明はありきたりではないと思うので良かったら読んでみてください。
代謝の高い筋肉というのは、どういう筋肉か?というと「柔らかい筋肉」ではなく、
『伸び縮みが大きく出来る筋肉』
です。
『伸び縮みが大きく出来る筋肉』を作る為には、筋肉をよく伸ばすための『ストレッチ』と筋肉を力強く縮めるための『筋トレ』を重ねることが条件になります。
縮んで固まってしまった筋肉をストレッチで伸ばす
人間は、普通に生活しているだけでも筋肉が縮んで固くなりやすくなってくるのですが、その中でも代表的なのが、以下の部位の筋肉です。
- ふくらはぎ
- 太もも表の筋肉(大腿四頭筋)
- お尻の筋肉(大殿筋)
- 腰(お尻の筋肉の上)
- 肩甲骨、肩まわりの筋肉
- 首周りの筋肉
上記の筋肉をストレッチで伸ばして、縮んでエネルギー消費が鈍くなった筋肉を伸ばすことで代謝の高い体を作る準備をします。
伸び切って使えていない筋肉を強化する
普段の生活習慣や体の使い方で、なかなか使えていない筋肉は、
- 太もも内側(内転筋)
- 太もも裏側(ハムストリング)
- 腹筋群(腹直筋、腹斜筋等)
- 二の腕裏側(上腕三頭筋)
こういった筋肉です。
これらの筋肉は伸び切ってしまってなかなか使えていないことが多く、結果的にエネルギー消費が弱くなってしまって代謝が下がっている場合が多いです。
そうならないためには、上記で上げた筋肉の部位を筋トレで強化してあげることで代謝の高い体を作る準備が出来ます。
2種類の筋肉は表裏一体
ストレッチと筋トレで、伸び縮みの大きな筋肉を作って代謝の高い筋肉を作っていくわけですが、ここからが難問です。
ストレッチで各部位の筋肉を伸ばしていくと、片っ端から伸ばした筋肉が連鎖して固まりやすくなります。
何故そうなるのか?
それは、先程紹介した縮んで固まりやすい部位の筋肉は、体を操作する時の無意識のクセで、力みやすい流れが体に書き込まれていて、それが自動作業するようになってしまっているからです。
例を挙げると、
- 太もものストレッチをすると腰が張る
- お尻の筋肉をストレッチすると股関節が詰まる
こんな感じになります。
しかも、縮んで固まりやすい筋肉の部位が実際に固まってくると、伸び切って使えていない筋肉が怠け出します。
つまり、先程紹介した2種類の筋肉は裏表になっている、という事です。
だからこそ、縮んで固まりやすい筋肉のストレッチを操作する時には、腹圧が抜けないように意識しながら(骨盤の角度を微調整しながら)各筋肉を伸ばしていくことが大切です。
伸ばしたい筋肉は確実に伸ばせていて、でも腹圧は抜けてないという相反する2つの運動を同時に行ないます。
そして、これは筋トレをする時にも同じことが言えます。
形だけを真似して筋トレ(スクワット・腕立て・腹筋など)を行なうと、片っ端から各筋肉の部位が力み出してしまい、目的の筋肉への負荷が逃げやすくなって、筋トレの効果が薄くなります。
例を挙げると、
- 腹筋をすると腰が張る
- 腕立てをすると股関節が詰まる
こんな感じになります。
だからこそ、筋トレを行なってる時に腹圧が抜けないように意識しながら(骨盤の角度を微調整しながら)各筋肉に負荷をかけて強化していきます。
縮めたい筋肉は確実に収縮させて、でも腹圧は抜けていない、という状態をキープします。
そうすることで、先程紹介した各筋肉の部位の力みが最小になるのです。
ここまでで紹介してきた各部位の筋肉をストレッチや筋トレで操作する時の体の使い方(骨盤の操作)のコツは、日常の諸動作の体の使い方の練習(リハビリ)にもなります。
こうして日常生活で使えていなかった筋肉が使えるようになり、各筋肉の部位の力みが最小になるような体の使い方を身に付けていく事が代謝を上げる事に繋がります。
これが、筋肉から代謝を上げる全体像です。
まとめ
ここまでの話をまとめてみましょう。
筋肉から代謝を上げる方法は『ストレッチと筋トレ』です。
そして、すごく見えにくくてイメージしにくい部分ですが、1番大事なポイントはこれらのエクササイズの操作法です。
つまり、カラダの使い方であり、ストレッチと筋トレを上手な体の使い方で代謝の高い筋肉を作っていく、という事です。
筋肉の伸び縮みを確保するために、ストレッチと筋トレをして代謝を上げると説明しましたが、
- ストレッチはやり過ぎると縮む力が弱くなって代謝が下がります
- 筋トレをやり過ぎると伸びる力が弱くなって代謝が下がります
この2つは覚えておいてください。
どっちに偏っても代謝が下がりますから。
では、そうならない為には何を基準にすれば良いのか?
それは、ストレッチ後の足裏の地面への吸い付き度や、足裏全体への体重の乗り加減をチェックの判断の基準にするのが良いと思います。
足裏全体に体重が乗って、更にベターと足の裏が地面に吸い付いているような感覚があれば、ストレッチも筋トレも上手く出来た、と判断しましょう。(結果から手段を評価します)
ストレッチも筋トレも、足裏の結果で出来上がり具合を判定してください。
最後までお読み頂きありがとうございました。