
「今日は、運動しようと思ったけど仕事が忙しくて出来なかった」
「今日は、運動する日だったけど、友人に飲みに誘われてつい行ってしまった」
「今日は、ストレスと疲労が溜まったので甘いものを食べた」
これらのセリフは、理想の体型を手に入れたくて頑張ろうとしている人の中で度々聞かれる言葉です。
あなたは、こういった言葉を聞いてどう思いますか?
どう考えても、このような行動ばかりしていたら、なかなか理想の体型に辿りつけないというのは容易に想像出来ると思います。
しかし、理想の体型を手に入れようと頑張っている人達の中には、こういった行動を取る人がいるのは事実です。
どうしてこのような行動を取ってしまうのでしょうか?
そこで、この記事では体型を変えたいと思っていても、本能では現状維持を望んでいるという話を紹介しつつ、その対策についても言及していこうと思います。
この仕組みが分かれば、自分の行動が空回りになってしまい、なかなか引き締まった体型を手に入れられない、ということも回避しやすくなるでしょう。
もくじ
本能では今のままの体型で良いと思っている?
記事タイトルにもある通り、体型を変えたいと思っていても、本能(無意識)では今のまま(現状維持)の体型で良いと思っている場合が多い、という事です。
人間は、変化を嫌う生き物であり、現状維持が好きな生き物です。(習慣の塊とも言えます)
だから、口では「引き締まった体型になりたい」と言っても、実際は現状の方が何かと都合が良いし、楽だし、安心なので、本能的に今までしてきた生活や行動を取ってしまうのです。
そして、人間は必ず行動する時に整合性を合わせる為に自分の行動を正当化して、自分を納得させます。
例えば、先程の例で言うと、
「今日は、ストレスと疲労が溜まったので甘いものを食べた」
というセリフ。
この場合、『ただ甘いものを食べたいから食べた』という事になると、自分は引き締まった体型を目指しているのに甘いものを食べた行為は意に反すること。
だから、ストレスと疲労という状態を理由(言い訳)にして甘いものを食べたのです。
こうやって甘い物を食べる事とストレスと疲労を結びつけることで整合性が取れるという仕組み。
でも、実際は無意識の領域でただ甘いものが食べたかっただけの話なのです。
現に、ストレスと疲労は甘いものを食べても解消はされません。(一時的に血糖値が上がって太る原因が増えるだけ)
そもそも、ストレスや疲労は他のことでも解消することは出来ますから。(特に疲労回復には睡眠が1番有効)
更に、
「今日は、運動しようと思ったけど仕事が忙しくて出来なかった」
このセリフでも、無意識的にはあまり運動はしたくないけど、ただ運動を休むだけだと自分は引き締まった体型を目指しているのにその行為は意に反すること。
だから、仕事の忙しさを理由(言い訳)にして運動をしなかったのです。(これで整合性が取れるので、自分の行動に納得が出来ます)
でも、実際はどれだけ忙しかったとしても、誰でも10分くらいの時間であれば作れるはず。
例えば、10分のウオーキングをしただけでも立派な有酸素運動になりますし、もっと高強度の運動であれば、タバタ式インターバルトレーニングを2セットできます。
実際に、10分の有酸素運動(ウオーキング)を5回したら、50分連続で有酸素運動するのと効果は同じだと言われています・・・だから、たった10分の有酸素運動でもやる事に意味があるのです。
なので、本当は忙しいから全く運動ができないという事はありません。
このように、
「私は引き締まった体型になりたい」
と思っていても、実際は整合性をとって自分の行動を自分で納得させて、無意識に現状維持しようとするのが人間だということです。
もしかしたら、あなたも今回話した例で1つくらい当てはまることがありませんか?
もし、当てはまっていたのなら注意が必要ですよ。
しかし、対策する方法はあります。
現在の体型から抜け出す方法
決意・覚悟をする事
まず、最も重要なのは今以上に『決意・覚悟』をする事です。
だいたいの人は、「引き締まった体型になりたい」と思っていたとしても、なかなか体型を変えられない原因は、
引き締まった体型<現在の生活
このように、引き締まった体型を作る行動よりも、現在の生活や現状維持を優先しているからです。
引き締まった体型を手に入れたいと思うのならば、現状が時間が無かろうが忙しかろうが、生活習慣や食事などを変えていく必要があります。
しかし、変化を嫌って現状維持が好きな人間は今の体型を無意識に維持しようとするので、ここは、決意と覚悟を持って1つ1つの行動を変えていく為の戦略を立てていく事が重要です。
ただ、自分1人で決意と覚悟を持って行動していったとしても、どうしても途中で「今日くらいは運動しなくても良いかな」というように現状維持に戻りそうになる事もあるでしょう。
そういう時は、周りに助けを求めれば良いのです。
周りの人間にサポートしてもらう
ここで、もう1つの解決策が重要になってきて、それが、
『周りの人間にサポートしてもらう』
ということ。
例えば、引き締まった体型になるために決意と覚悟を持って取り組むと決めた場合、家族(奥さん・子供)や会社の同僚、友人などに「私は引き締まった体型を手に入れる」と宣言した上でサポートしてもらうのです。
サポートをしてもらえるようになれば、
- 食事で個別にメニューを作ってもらう
- 今までやっていたことを一時的に頼んで運動時間の確保
- 応援してもらう
など、引き締まった体型を手に入れる環境を作ってもらいやすくなります。
こうやって、決意と覚悟を持ってそれを周りの人間に宣言してサポートしてもらえば、
- 忙しいから
- 時間がないから
- ストレスが溜まったから
こういう言葉も少なくなり、少しずつ行動も変わって引き締まった体型に少しずつ近づいていくことでしょう。
まとめ
今回の話をまとめると、
- 頭の中で、で引き締まった体型と欲しいと思っていても、実際は本能的に変化を嫌って現状維持を望む
- それなりの決意と覚悟を持って行動しないと現状維持から抜け出せない
- 周りのサポートがあると、少しずつ良い結果が出やすくなる
こんなところかな。
もちろん、食事や運動のノウハウなども大切ですが、
『自分は心から引き締まった体型になることを望んでいるのか?』
ここがもっと大切であり、何回も自問することが重要です。
あなたは、そのくらいの気持ちで毎日を過ごしていますか?
そして、1つ1つの行動が引き締まった体型になるための行動に繋がっていますか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。